クリスチャン ディオール メイクアップ・イベント in 松屋銀座


☆2003年4月5日(土)に、松屋銀座で行なわれたクリスチャン・ディオール主催 メイクアップショー
の模様を簡単にレポートします☆


★第一部

午後1時半すぎ、降りしきる雨の中、松屋銀座へ到着。メイクアップショーが行なわれる「スペース・オブ・ギンザ」は、1階エントランスから程近い、天井が吹き抜けになっている空間で、時々小さなイベントや展示会などが開かれる細長い通路です。4月2日からここで行なわれるクリスチャン・ディオール主催・特別イベント(新作コスメの無料体験)の一貫として、樹里さんをモデルとして招いたメイクアップショーが行なわれました。会場へ到着すると、早速メイクショーが行なわれる小さな舞台を発見。低目の台に、背もたれの長い青い椅子がセッティングされています。ショーは、スペースの半分を使って並べられたメイクスタンド(女性客がそこでメイクを体験している)との隙間の通路部分を使って行なわれるので、前後はかなり狭い間隔しかありません。開始15分前、チラホラとメイクショーを見学に来たと思われるお客さんが通路脇で待機。通行の邪魔になるのではと、舞台まで行くのを躊躇っていると、少しして、観客が舞台前方へ列を作り出しました。最初は15人程パラパラという感じでしたが、最終的には、狭いスペース一杯を埋め尽くす程の人が集まり、50〜60人くらいが横長に列をなして見学しました。最前列と舞台とは、ほぼ1メートルあるかないかの至近距離。前回もそうでしたが、「こんな近くで見られるの?」という声が聞こえてきたりします。



午後2時、司会の女性(昨年と同じ方)が登場し、松屋銀座・ディオール主催イベントの趣旨を簡単に説明し、「それでは松田樹里さんの登場です」の声と共に、上手側より樹里さんが登場。今回は実に女性らしい春っぽいファッションで、現れた瞬間から女性客の「キレイ〜」「細い〜」「顔が小さい〜」という声が場内に溢れていました。ホントにもう、普段見ているJJの紙面や、テレビに出ていた頃の雰囲気そのまんまという感じで、在りのままの美しさにビックリ!衣装などを簡単に説明すると、肩紐がホルターネックになったピンクのワンピースに、口紅やネイルも淡いピンクの配色で、全体的に色合いを統一。前回に比べて露出度も高く、スタイルのよさを改めて実感させられました。ヘアースタイルは上部をストレートに垂らし、肩まで伸びた長髪を内側へカールさせて、すごく自然な感じがこれまたGOODです。

舞台上で紹介を受けると、椅子へ座って早速メイクアップショーが開始されました。今回メイクを担当するのは、徳永さんという男性の方です。ディオールから今月新発売のコスメを紹介し、このメイクショーで披露した同じメイクをあなたも体験出来ます、というコンセプトのもとショーがスタート。ファンデーション(ベースメント)は最初から塗ってありますが、それにしても、こんな間近で見ても驚くほど木目の細かい肌を目前に見ると、感激します。まずは、眉毛の書き方から説明(詳しい商品名などは、ジェイ・ジェイ5月号を参照)。それから、眉下からまぶたへ掛けてのアイシャドーを塗り、マスカラ、目下のシャドー、という順に、商品の特徴を説明しながら樹里さんの顔全体にメイクを施して行きます。姿勢を真っ直ぐに正した樹里さんは、メイクの最中体を動かせないので時折、瞳だけを観客の方へキョロキョロと動かす表情が可愛らしかったです。

唇の輪郭をキュッキュッとペンシルでなぞってから、リップ&グロスで仕上げて鮮やかな唇の色に。こうして一ヶ所ずつ仕上げていくごとに、メイクさんが観客へ向けて、樹里さんの頭を手でおさえながら左右に動かし、良く見えるようにしてくれます。最後にハケなどを使い、チークを綺麗に塗り上げて、いよいよ完成です。司会者の案内と共に、樹里さんが立ち上がり、左右へ向き直りながら観客にメイクの仕上がり具合を披露します。最後に仕上がった感触などを本人に質問、久々に樹里さんの声を聞く機会に恵まれました。司会者から「今ご覧になった樹里さんと同じメイクを体験することが出来ます。どうぞご予約はコチラから。」というアナウンスがあり、メイクショーは終了。観客の拍手と共に樹里さんはお辞儀をすると、上手側へ退場しました。時間にして20分弱と、あっという間ではありましたが、充分に見応えがありました。


★第二部

第一部との間が1時間半ほどあったので、一緒に来ていた友人達と時間つぶしにお茶へ。雨はさらに大降りになり、次の回の客足が少し心配でしたが、開演20分前ぐらいには、既にステージの前へ女性客が並びはじめていました。



午後4時、メイクアップショーのスタート。もうこの時点で観客は通路一杯です。樹里さんの衣装は第一部とは違って、ピンクのトップス(キャミソール)に、膝丈くらいの白いスカート、黒のヒールを履いて登場しました(もちろん、全てディオール・ブランドです)。メイクの工程や内容も、若干違いましたが(一部ではシャドウなど、ブルー系のサンククルールを紹介したのに対し、二部ではピンク系に変えていました)、概ね第一部と同じでしたので、ここでは省略を。

今度は、上手側の少し離れた位置に並んだので、メイクさんの顔が良く見えました。郷ひろみさんに少し似ています。司会者やメイクさんの話す内容は、ステージ上方の左右に置かれたスピーカーから流れていて、良く聞き取れました。メイクを一通り終えると、樹里さんの顔を観客へ向けて動かしながら「シャッターチャンスですよ!」の声が。今回もメイク完了の感想を樹里さん本人に尋ねると、「艶が〜」「感触が〜」と色々お話してくれました。あまり上手に感想を話すので、メイクさんが「まるで事前に打ち合わせしたかの様ですね?」と言うと、場内からも笑いが。樹里さんも観客も、楽しい風景でした。ショーを終え、司会者の案内と共にお辞儀をすると、場内から拍手、そして上手へと退場しました。帰り際、こころよく花束を受け取ってくれた樹里さん、ありがとうございましたm(__)m。

昨年と同じくディオール主催によるメイクアップショーでしたが、比べて今回良かった点は、スピーカーの配置がキチンとして音声が聞きやすかったこと、通路全体をイベント会場として割り切っていたので、通行の邪魔になる心配が殆どなかったこと、前回かぶっていた帽子がなかったので、樹里さんの美しい顔が良く見えたこと、など。色々と改善されている点があって、今後もぜひ期待したいです。次回は、モニターを使って、端に並んだお客さんにも画面を通して見られるように出来ると良いかもしれませんね?

樹里さん、メイクショーのモデルとして今日一日、本当にお疲れさまでした。またいつか、公開ステージでの活躍を楽しみに待ちたいと思います。 (Text by Keisuke)

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